「ワンヘルス（One Health）」は、人間と動物、生態系の健康を一体として捉える考え方です。
昨今の新型コロナウイルスは人獣感染症の一つと考えられていますが、世界には約 800種の共通感染症があるといわれています。そのため動物由来の感染症の発生を全体として減らすためにも、人間だけでなく動物や生態系の健康を一体として取り組むことが重要です。この取り組みは医師、獣医師といった医療の専門家だけが行うものではありません。
福岡県では、「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を2021年1月制定しました。条例には「人と動物及びこれを取り巻く環境は、生態系の中で相互に関連し、影響し合う一体のものであることから、何人も、これらをワンヘルスとして守り、次世代につなげることを旨として行動するものとする。」（第三条）との「基本理念」が記され、県や市町村、医師・獣医師や研究者等は基本理念に則り、それぞれの役割を果たすことが期待されています。
昨年に引き続き、福岡県“One Health”国際フォーラムが2/12‐13に福岡アイランドシティフォーラムで開催されました。私も分科会で発言する機会をいただきワンヘルスと作業療法のつながりについてお話しさせていただきました。そのイベントのオンデマンド配信が下記URLから視聴することができるようになりましたのでお知らせいたします。是非、ご覧ください。
福岡県“One Health”国際フォーラム2022 オンデマンド配信
https://www.one-health-fukuoka2022.com/on-demand.html
